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そういえば、久々に映画を観た。いうのも恥ずかしい位長い間行かなかった。観る願望はあったけれどね。日本では映画の名前は「Lovers」になっているが、最後まで結局名前の意味は判らなかった。

古く中国唐代、唐王朝(男性二人)と反乱軍(女性一人)との間の争い。ストーリー自身にさほど面白みがなく、引きつけられたのは映像の美しさ、それに尽きる。水墨画の世界に紛れ込んだような山々と竹林の自然美。ため息の出る紅葉と、一転した最後の銀の世界。CGでうまく見せてくれた武術の数々も良かったし、何と言っても絶技をつくした章子怡 (Zhang Ziyi) さんの華麗な舞は圧巻だった。

ひとりの女性をめぐる男性二人の決闘。命を落とす覚悟で相手と戦うので勇気がいる。この時代ではできるひとはそういない。愛のために刀を投げ放つことのできない男性。愛のために体に刺さった刀を自ら抜き取って投げ放つ女性。愛の皮肉なのだろうか、愛の本質なのだろうか。

死を超えた愛、現在の価値観ではそれが究極の愛の形なのだろう。自己陶酔に一時的に陥ってたとか、気の狂いがあったとか、原因はともあれ、命が断ったしまった以上、完璧の愛と謳歌してあげたい。文句あるなら、自分もそうして見せればいい。

一瞬の火花を放つ愛に対し、何年も何十年も愛しつづけることのほうが遥かに難しい。家族愛ならともかく、心に秘めていきているのであれば、凄いことだと思う。だから悪役の男性にも理解してあげないといけない。

しかし愛は不思議。数日しか互いに知りあっていないのに、そのために命を捧げて犠牲したのだから。そんな愛、ホントに存在するのだろうか。あると信じたいけれど、私には恐らく自らする勇気がないし、されるのも嬉しくない。やるべきことがほかにいっぱいあるのだから。

「随風」、誰にも何事にも束縛されずに風のように生きる。こちらのほうが楽だし、たのしい。人生はそうでありたい。こんなことをいうひとは嫌い?

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