地元の報道では、昨日午後2時頃、上海市内静安区28階高層ビルが失火した。45の消防署から消防車122台、消防士1300名、およびヘリコプター3機が出動したが、死亡者53名が出た模様。

静安区は黄浦区(併合した旧南市区を除き)と並んで、昔の英米租界の一部だった。黄浦区は商業地区に対して、静安区は優雅な住宅地というイメージが強かった。

80年までの上海といえば、1934年に建てられた24階建の国際飯店(Park Hotel)が上海一の高さだったが、それ以降の経済発展の中、28階建でも高いというイメージは地元にない。しかし、高層ビル全体が燃え上がる火災は上海の歴史上でも初めてのことだ。

ビルの改修工事が火災原因だが、北京の中央政府が早速、火災事故調査を指示した。高層ビルの危険性を知らしめる事件として人々の記憶に残されることだろう。

日本は地震の国、高層ビルが少ない。この町でも、24階建のビルがやっと建てられ、上海からはど田舎に見られるかもしれないが、高層ビルには、エレベータ以外に避難階段や避難梯子等が備え付けられていて、いざという時に命の助けになる。

また、専門家の解説を見ていると、ビルの建築材や、今回の外断熱改修工事に使われた建材や施工方法に問題ありとの指摘が多い。日本では、短時間に全焼するそんな燃え方は考えられないという。

101116.jpeg
101116-2.jpeg

Comments are closed.

Post Navigation