創刊当初の読売新聞を読むと、外国についての記事が少なかったのが印象的だった。あっても、短い1行か数行だけの見出しで終わることがほとんど。通信手段が電信電報に限られていたからだね。

日本最初の日刊紙「横浜毎日新聞」は1870年の創刊。その後、1872年に「東京日日新聞」「郵便報知新聞」、1874年に「読売新聞」、1879年に「朝日新聞」が相次ぎ創刊された。それよりも少し前の1869年に東京横浜間に電信による公衆電報サービスが始まった。通信手段の発達によって、新聞の速報性が実現したわけだ。それと、1872年に新橋・横浜間に日本最初の鉄道が開業された。

つまり、一般大衆よりも断然速く、日本国内や、世界各地のニュースを集めることが可能になって初めて新聞メディアが成立したのだ。

しかし、今日となって、一般大衆よりも速くニュースを手に入れることは難しくなっている。インターネットの普及によって、いままで資金力で独占できた通信手段の優位性が急速に失われたからだ。

新聞の衰退は避けられない。

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