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社会現象になるほど、最近ブログはすごい勢いを見せている。コメント・トラックバック・RSSという技術を背景に、ごく普通のユーザでも気軽に情報発信できる。身近に起きた生の情報を、一個人がダイレクトに発表するという意味で、情報の民主化と考えて良さそう。

いままでは、現場があって、そこに記者等のプロがやってきて取材し、情報を作り出してわれわれのところに届く。ビジネスベースなので、情報の生成過程では、大衆の好みを想定したり、世論を誘導する方向で加工したりしてたかもしれない。しかしブログでは、個人ベースの、利益とはほとんど無関係に、本人の思ったことや、感じたことがそのまま流れるので、現場に近い生の声といえよう。そこに新しい可能性が潜んでいるように感じる。

例えば、クローズした環境で事件が起きたとする。当事者がいて、周りに多くの人がその場にいたとする。いままでの慣例では、事件についての報道がニュースやテレビにあるかもしれないが、プライバシーの配慮や社会的影響から、生の声を聞くことはほとんどなく、事件の真相を知ることも難しい。

しかしブログなら、当事者や現場にいた人たちがそれぞれの立場から事件を語るかもしれない。それを総合して判断すれば事件の真相に近つけることができるかもしれない。生の声が多くなれば、記者数人の取材よりも、圧倒的に情報量が多くなるだろう。

そうすれば、ネット時代の、生産側と消費者側の中間にある、卸業者さんの受難と同様、マスメディア産業の受難の時代が始まるかもしれない。「脅威があれば、戦争してもいい」というでたらめなことを平気で書く新聞なんかはゴミ箱ゆきになるだろう。

多種多様なブログ文化を整理、分類する技術が、これからは求められるだろう。Googleにもこういう動きがみられる。情報検索のニーズがますます強まる。

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