リコール問題で、トヨタが苦境に立たされている。大スポンサーのトヨタは日本のマスコミに叩かれることは珍しいが、ここにきて毎日のように、安全性につながる問題が次々と報道されるようになった。一昨日からは「プリウス」、今日は小型トラックにも問題ありだと。

アメリカでの評判が1年間だけでこんなに変わったことに恐ろしさを感じる。「世界一の生産台数」、「世界最高の品質」と絶賛されていたのに、いまは、「トヨタは乗っていいの?買っていいの?」に変わったからだ。

思い起こせば、何年か前に、納車されたばかりのトヨタの新車が、アイドリング中にエンジンの回転が急に上がることを何回か体験した。微妙な異常でも、運転手がすぐに気づくものなので、1ヶ月点検時にディーラーに申し出た。走行データの履歴(内蔵コンピュータに記録されているらしい)を分析してもらったが、原因不明のままだった。

技術力はホンダのほうが上のようだが、見た目、質感はやはりトヨタが数段も上。ただ、これから安全性に問題ありだとなれば、トヨタが遠慮されるかもしれない。

人命の安全性に直結する分、信用回復にがんばって欲しい。自動車産業がこけたら、日本経済はもっと深刻な事態に陥るから。失われた30年にならないためにも。

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以下は引用。トヨタ看板車「Prius」独有なブレーキシステムについて。

ハイブリッド車や電気自動車は、通常のガソリン車に搭載されている「油圧ブレーキ」に加え、「回生ブレーキ」と呼ばれるブレーキを積んでいる。回生ブレーキは、減速の際のエネルギーでモーターを動かし、電気エネルギーとして畜電池に回収。これを再び動力源にする仕組みだ。

新型プリウスのハイブリッドシステムは、油圧ブレーキと回生ブレーキをコンピューターで制御。その際に、回生ブレーキを優先的に使用し、より多くのエネルギーを回収することにしている。こうした技術でプリウスは世界最高水準の燃費を実現した。

しかし、問題の不具合は、滑りやすい路面などで「ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)」が作動した場合、回生ブレーキから油圧ブレーキに切り替わる際に時間差が生じることが原因になった。

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