大変革期のど真ん中にある中国では、ひとの呼び方に関して、大きな変化が起きている。

とくに、「同志」と「小姐」という呼び方。10年前までは、「同志」は日本語でいう「さん」に近い意味、誰に対しても使えた。しかし、いまは「同性愛同士」という意味が入ってしまい、気軽に使えない。

「小姐」は前では若い女の子に使えたが、いまは「水商売」のニュアンスが含まれ、若い子に使うと白い目で見られる。

相手をどう呼ぶか、地域によっても、階層によっても異なり、中国語を習うひとには難問のひとつ。

呼び方ひとつで、相手や周りとの人間関係を反映するので、確かに難しい。

英語の「I」に対応する自分の呼び方、日本語では、わたし、わたくし、わたくしめ、僕、俺、漏れ、おのれ、本人、自分、うち、等たくさんだ。

英語の「You」に対応する相手の呼び方、もっと複雑。外国人が習う日本語教科書には「あなた」となっているが、日常生活ではあまり使わない。夫婦関係や恋人関係における女性側から使うイメージがあるから、若い女の子から「あなた」と言われたら、びっくりしてしまう。ただ、自分以外のひとのことを、一般的に「あなた」も使える。

「あなたとは違うんです」、福田元首相の言葉を思い出す。

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