携帯電話やPCが普及した今日、腕時計は多くのひとにとって装飾品の一種になってしまった。辛うじて、電波時計は携帯等と同じ精度をキープしているが、他のクォーツや機械式、精度の点では諦めるしかない。

だから、日本メーカーのシチズンやカシオが必死で電波時計技術を開発して商品化しても、世界的にそれほどパッとしない。精度を求める需要はあまりないからだろう。携帯電波の届きにくい登山やダイビング、そんな用途に使われる腕時計は精度というよりも、信頼性が一番。

腕時計の世界は30年や40年前に戻っている。クォーツの生産は中国の工場がメインになり、誰もが数千円を出せば買える大衆商品に成り下がった。世界中の有名メーカーは挙って採算の取れる機械式に力を入れざるを得ない。その結果、機械式が今日では復権して大流行。

子供の頃、周りの大人たちは機械式しかもっていなかった。しかも自動巻きではなく手巻きだった。朝の6時や7時、ラジオの時報に合わせて時間合わせをしていた。そんな技術的に全く進歩しない手巻き腕時計は、いまは高級品になってしまう。

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