私のように、PCを仕事の一部として使う人間に、目に優しいディスプレイの使い方にとても興味ある。仕事場の衛生管理者でもあるので、「VDT症候群」にならないよう気を使っている。

VDT症候群とは、コンピュータディスプレイなどの表示機器(VDT)を使用した作業を長時間続けることで、目や心身に疲労・ストレスを感じる症状のこと。2004年に厚生労働省が調査したところ、仕事でのVDT作業で身体的な疲労や症状を感じている労働者は78%にのぼり、症状内容で最も多いのは目の疲れや痛みだという。

液晶ディスプレイの使い方を変えることでできる疲れ目対策は、
  「適切なディスプレイの配置と調整」
  「正しい姿勢」
  「定期的なVDT作業の休止」
の3つに大別できるという。

ディスプレイの配置については、まず、外光が映り込まないように画面の向きを変えたり、画面の上端が目の位置よりやや下になるように高さをセットしたうえで、画面の輝度を外光に応じて紙に近い明るさに調節する。そして、視点移動を抑えるためにディスプレイと目の距離は最低でも40センチ、画面が横に長いワイド液晶では50センチ以上とることが目に負担をかけない使い方だ。一般的なオフィス環境は照度が500~1000ルクス程度あり、ディスプレイの輝度は100~150カンデラ/平方メートルに設定するのが適切。

ユーザーの座る姿勢は、イスに深く腰をかけて背もたれに十分背をあて、背を伸ばし、座面の先端とヒザの裏にすき間があり、靴底の全体が床に接した状態が基本だ。ただし、同じ姿勢を長時間続けると筋肉が緊張して負担がかかるため、ときどき腰や足の位置を変えて無理のない姿勢を保つのがいい。

定期的なVDT作業の休止では、厚生労働省のVDTガイドラインに1時間の連続作業の間に10分程度の休止時間を入れることが明記されている。一般的に人間は長時間に渡って同一姿勢を維持したまま意識を集中して作業し続けることは困難なので、休止時間は作業効率の向上を図るうえでも効果的。

とくに、液晶ディスプレイの 輝度(明るさ)を落とす ことが目に優しいらしい。液晶テレビ並みに明るくなっていては、目に負担を与える一因になる、という統計データがある。

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