一般にお金持ちほど優雅な生活をしていると思われがちだが、ノーベル経済学賞受賞者である経済学者 Daniel Kahneman の研究によると、お金持ちほど拘束されている時間が多く、またそれにストレスを感じている傾向があるそうだ。

たとえば、年収2万ドル以下の人々は、1日の3分の1以上の時間をテレビを見るといった受動的なレジャーに費やしている一方で、年収10万ドル以上の人々の場合、リラックスする時間は一日の活動時間の5分の1以下。お金持ちの人は通勤や仕事などで拘束されてる時間が多く、最もお金持ちな層の人々はショッピングや子供の世話、エクササイズといったしばしばストレスのたまる活動について、最も貧乏な人々のおよそ倍の時間を費やしているとのこと。

多くの人たちは、お金持ちは大画面のTVを見たり、スポーツを楽しんだり、だらだらとした生活を送っていると思っているかもしれませんがそうではなく、より長く仕事や通勤に拘束されており、受動的なレジャーをする時間はない、というのが実際のところのようだ。

まあ、親からの遺産ならともかくとして、自力でお金持ちになったひと。それは勤勉で一生懸命働いたからだろう。時間に追われてストレスが溜まることは当たり前かもしれない。

若者にはお金がない、中年には時間がない、老年になるとお金も時間もあるが、体力がない。世の中はうまくできているね。

お金がなければ恋愛もまあまあならないかも。中国ではデート代や食事代は一般的に男性が全額支払うが、日本では割り勘カップルも結構ある。それでも、お金がなければ、男女のどちらかの家でごろごろしているだけの恋愛生活がほとんどだろう。旅行などの思い出なんかは作れないかも。

最近、日本の若者はしっかりしている。お酒もタバコもやらない。飲み会も嫌いなひとが多い。お金があればすぐ貯金する。でも結局、それは日本の若者はお金がなくて、将来への希望もないからということだよね。

お金がなければ、自由な生活はできない。お金が多すぎても心配の種になる。自由な生活に必要なだけのお金、自由にできる時間、その両方を手に入れるひとは真に生活豊かなひとなのかもしれない。

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