パソコンの新しい使い道を提示してくれれば、それに納得して、新しいソフトや新しいOS、しいては新しいパソコンを買うかもないが、Windows Vistaに新しい使い道が発見できたか、私はまだでいる。

ぐるぐる回るタイマーアイコン(昔の砂時計、ただし、マウスポインタ等の形は自分でもカスタマイズできるけど)、眩しくほど光るコピーや移動の状況を示すウィンドウ、透明な外枠、綺麗なサイドバー。見た目や派手さだけで人々を長く引き付けられるか。

地味で穏やかなデスク環境が好きなひとは、却ってXPのほうがいいというかもしれない。VistaからまたXPにもどったひとも回りに何人もいる。

XPでは使えないソフト、XPではできないなにか、それがまだの内はOSのようなパソコンの土台になるものをグレードアップする価値を、多くのひとに認めてもらうのは難しい。大容量メモリや強力なGPUが必要だと判るとなおさら多くのひとが躊躇してしまう。

新しいパソコンを買うひとにはVistaでもいいが、顧客数は多く増えない。

Microsoft社はVistaが革新的だと言っているが、ウィンドウをぐるぐる回す(Flip
3D)だけのVistaでは説得力がない。多くのウィンドウから、必要とするウィンドウを選ぶ方法はほかに沢山あるし、しかも、Vistaでは、回してデスクトップにしたら、ほかのウィンドウがすべてタスクバーに入るから、初めはそういう状況にびっくりするかもしれない。理屈上では正しいが、でもなにかすっきりしない。書類に埋め尽くされた机上のものを探す際、すべての書類を一旦机から下ろすか?

さて、主な新機能をリストアップして一々確認してみたい。(引用先:ウィキペディア:Microsoft Windows Vista

「ユーザーインターフェース」関係

* Windows Aero
 XPに替わる新しいユーザーインターフェース。3Dグラフィックを使用し、透過ウィンドウ、フリップ3Dなどの視覚効果が可能。
 もっとも宣伝された新しい部分だが、あればいい、なくても困らないというのが私の感想。しかし、高価なハードウェアがその対価だと気づくと要らない機能に判断が傾くだろう。

* シェル
 フォルダの表示やアイコンの大きさが変更できる機能。デスクトップのアイコンをもっと小さくしたいが、できないみたい。

* 音声認識
* タブレット機能
 こちら2つはは評価できる機能。使ってみたい。

* 日本語環境の充実
 日本語フォント「メイリオ」の搭載。評価は二分されている。綺麗だと感じるひと、バランスが悪いというひと。ひとつ言える事は、このフォントによって、半角文字と全角文字との間にスペースを入れるべきではないこと、英数字はすべて半角で書くべきことが多くのひとに分かってもらえるだろう。

「セキュリティ」関係

* ユーザーアカウント制御(UAC)
 管理者という存在をはじめて一般ユーザに気づかせる機能。しかし、知識のないユーザが却って混乱してしまう。この機能は本来無効にしてはいけないが、私も含め、無効にしている。現存ソフトがそれにまだ適応していないから。

* Windows Defender
 XPでも使えるから、Vistaだけの新機能ではない。

* 保護者による子供のパソコン利用規制機能
 こちらも良さそうな機能だが、家では子供の使うパソコンはまだVistaにグレードアップできるほど贅沢なものではないので、テストしていない。でも似た機能のソフトは出回っていると思うね。

* ドライブの暗号化
 BitLockerと呼ばれる暗号化機能(Enterprise、Ultimateのみ)。OSならでは機能だが、すべてのVistaが利用できるものではない。つまり、互換性が問題になりそう。

「システムおよび環境」関係

* .NET Framework 3.0
 XPでも利用可能。

* Windows ReadyBoost
 USBメモリなどをキャッシュメモリとして使用する機能。この機能を使えば総合的にパフォーマンスを向上させることが可能だが、体感できるほどのパフォーマンスではない。しかも、32ビットOSでは4GBまでしか使えない。32GBの大容量USBメモリが今年中に出てくるという話なのに。向こう5年以内、100GBクラスのUSBメモリが発売される可能性が大。また、4GB以上の物理メモリを搭載すれば、この機能も無意味になってしまう。とすれば、この機能はあと2,3年の寿命とみる。

* Windows SuperFetch
 ユーザのアプリケーション利用パターンに基づいて必要なデータをメモリ上にキャッシュし、アプリケーションの起動や切り替えの時間を短縮する技術。この機能は高く評価できる。OSとは本来そういう方向に向くべき。高速、高信頼性、少エネ(リソースをなるべく使わない)がOSの役命だから。

* Windows ReadyDrive
 ハイブリッドHDD(フラッシュメモリを内蔵したHDD)をサポートするための機能、またハイブリッドHDDを活用した省電力機能。そんなHDDは手持ちにないので、まだ評価できない。

* DirectX 10
 表に出てこないので、一般ユーザにあまり関係ない。

「アプリケーション」関係

* Windows Internet Explorer 7
 XPでも使用可。

* Windows Mail
 Outlook Expressに替るメーラーだが、同等か、これ以上の機能をもつメーラーは多い。

* Windows Media Center
 メディアセンター機能。対応するTVキャプチャがまだすくないというか、現存の国内製TVキャプチャがほどんど未対応な状況だから、困ってしまう。

* Windows Media Player 11
 XPでも利用可。

* Windows Photo Gallary
 GoogleのPicasaを上回るものになっていない。

* Windows サイドバー
 似たようなものが既に多く出回っている。実用面ではGoogleのサイドバーが上か。

* システム性能評価ツール
 メーカーさんに喜ぶ機能だが、ふつうのユーザは使ってはいけない機能のひとつ。

* ゲーム系
 やらないから、新しさが判らない。

ということで、一生懸命Vistaの新しいなにかを探そうとしたが、それでもよく判らない、なぜVistaでないといけないことを。

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