ウクライナにロシアが軍を派遣して、自国の利益を守ろうとしている。アメリカや欧州連合は反発しているが、戦争するまでロシアと戦う意思はなさそう。ウクライナの民主政権を一部の市民による暴力で倒したので、西側の標榜する民主主義至高の理念からも苦しい面があるし、ロシアのすぐ隣で戦争しようとすると、あらゆる面で西側に不利だろう。

それにしてもロシアは強い。ソ連が崩壊し、戦後の冷戦構造が終わったと考えられたが、そう簡単に行かないところが人間社会の面白さ。ロシアは資源の輸出で経済がだいぶ立ち直ったし、共産主義から民主主義に変え、社会体制の維持にかかるコストが大幅に減り、再び世界の表舞台に自国の力を誇示するようになった。対して西側の考え方は昔のままで、エジプト革命についても、ウクライナの情勢についても、ロシアの将来についても、分析するなり、予測するにはあまりにも無力。

ひとつ確かなことはアメリカの相対的衰退。10年後の世界をみるのを楽しみにしている。

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