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旧暦8月15日、中国の伝統では中秋の日。春節につぐ大節句、十五夜に月を祀り、また秋の収穫を祝って地の神様を祀る。

この時期の満月は一年の中で最も丸く、最も美しいとされている。満月の丸い形は円満、完全等の意味から、家族の団欒や、遠方にいる親友や恋人、自分の故郷に思いを寄せる日になっている。

中秋の思い出はあまり記憶にないが、小さい頃、この季節になるといつも大きな月餅を食べていた。中国南方と北方とでは、当時では月餅のつくりは全く違う。南方のそれに色々な具が入っていて、柔らかく総じてとても甘い。カロリーの足りなかった時代だから、そうなってたかも知れないが、今では甘いものは遠慮されると聞く。

毎年、この季節になると家族や親友が祝ってくれる。数十年も経ったのに、いつも覚えてくれて、ホントに感激。忙しい日々に、昔の甘さを思い起こす時があって良かったと思う。逢えたら、いつものように語り合い、いつものように笑おう。

元気でいよう、いつまでも。

李白  静夜思

牀前明月光
疑是地上霜
挙頭望明月
低頭思故郷

牀前月光を看る
疑うらくは是地上の霜かと
頭を挙げて山月を望み
頭をたれて故郷を思う

I saw the moonlight before my couch
And wondered if it were not the frost on the ground
I raised my head and looked out on the mountain moon
I bowed my head and thought of my far-off home

静かな夜、白く光る月。異郷にいる人々が、故郷に思いを馳せるときによく用いるフレーズ。幾千年もの間、望郷の念が詩人たちに繰り返し詠われ、なかでも偉大な詩人李白(701?762年)の「静夜思」は、人々に最も愛吟される一首。

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