先週末、Vistaを自分のPCに入れてみた。

その新しいOSのために、さらに2GBのメモリを買ってきて、いままでのと併せて2.5GBという容量にした。

OSは本来の目的とは、ハードウェアを統一的に扱い、アプリケーションソフトがOSを利用することで作りやすくなるところにある。いわば、陰の立役者というのがOSの役目だと思う。

しかし、このVistaに関していえば、OS自身がどのアプリケーションよりもPCの資源(リソース)を食いつぶすので、本末転倒と形容しても間違いではなさそう。

特定のゲームを遊びたい、特定のプログラムを動かしたい、そういう目的ならメモリを増やしたり、新しいPCを買い換えるのは理解できるが、なんの目的もなく、ただ新しいOSをみるために、PCを買い換えるというのは、よく考えるとおかしな話だ。無駄使い、しいては環境破壊の張本人だと叱られてもそれなりに納得できる。

古いOSのサポートを打ち切り、皆の使いたいアプリケーションソフトをバージョンアップという手段で古くさせてしまう。そういうことで、まだまだ使える多くのPCをゴミ化してしまう。マイクロソフト社のスーパーパワーに脱帽するしかないのが今日の社会の姿かな。私も含め、皆が文句言いながら、結局数日、数ヶ月、数年もしないうちに、Vistaに移行してしまうだろう。

それに真っ向から対抗している会社はないわけではない。例えばGoogle社、ほとんどすべてのサービスは無料。インターネットさえアクセスできれば、マイクロソフト社でさえできない多くのことをただでサービスしてくれる。Web検索、イメージ検索、Gmail、Googleディスクトップ検索、Googleサイドバー、Picasa、衛星写真+地図など等、まさしく神様、仏様、Google様というところかもしれない。

しかし、IT業界からみれば、感謝する相手はGoogleよりもマイクロソフトだろう。Intelもデルも他のPCメーカーも。Windows XPがそのまま何十年も続いたら大変困ってしまうだろう。IT業界への貢献度も間違いなくマイクロソフトが上だろう。

なんとも不思議なIT業界。この世界の病理を反映しているようにも感じる。

私もそういう病人のひとり。OS代も含めVistaをみるために5万近くも出費してしまったし。しかも、Vistaは確かに綺麗、自分がXPに戻れなくなっているのではないか。

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