ソフト、プログラム、アプリ、ツール、ユーティリティ、言い方はいろいろあるが、ここでは統一してアプリと呼ぶことにする。パソコンやケータイ、タブレットにアプリを入れるかどうか、選定基準というものについて考えてみたい。

ハード購入時に既に強制的に入れられたものは別にして、どのアプリをインストールするか、慎重に考える姿勢がまず大事だと思う。アプリによっては、ハードの資源(CPU時間、メモリ、記憶容量、表示画面、バッテリー等)を大きく消費するだけでなく、情報を漏洩する。

自分もそうだが、何も考えずに、面白そうなものを見つけてはハードに入れる、いろいろ試したがるヒトが多い。生きる本能に基づく行動なので、理解できるが、やはり上記の理由により、慎むべきだと思う。自分はアプリを試すために、パソコン上、仮想環境を用意している。VMware playerにWindows 7を導入して、新しいアプリをそこで実験することにしている。仮想HDDがただのファイルなので、ファイルをコピーしてバックアップを事前にとり、実験が終了したら、仮想HDDをもとに戻せばよい。どんな悪意の持つアプリでもそれなりに防御できるはず。

さて、選定基準について、大事な項目をまとめてみる。

1.自分にとって有用であること
 反社会性を考えるとか、著作権違反をしないとか、そういう基準を最初に掲げたヒトもいるが、自分はそこまで「善い」ひとではなく、当たり前だけど、有用性を1番にした。やりたいことによって、有用性が変わるし、どういうことに困っているか、本人すら分かっていないことが多いので、有用かどうかを決めるにはそう簡単ではない。

2.情報漏洩(ろうえい)をしないこと
 わざとハード内やハードの関係するネット内の情報を外部に漏らす場合は別にして、少しでもプライバシーを考慮し、情報の漏洩を防ぐ努力はするべきだと思う。しかし、多くのアプリ(とくに無料なもの)は何らかの形で外部と通信している。

ネットワークモニタと称するアプリをパソコンに入れて、ネットの通信状況をモニターすればわかるが、パソコンの立ち上げ時から、Explorerがすでに外部と通信している。つまり、ネットに繋いだ状態でWindowsを使う限り、情報流出は防げない。

どういう情報が流出するのか、その特定は残念ながら難しい。アプリが起動したという情報だけを外部に伝えているかもしれないし、ユーザ名や、プライバシーに関わる情報を流しているかもしれない。

情報の流出先は、自分の観測経験では、アプリによって異なるが、アメリカが圧倒的に多い。

3.現有環境との親和性が高いこと
 簡単に削除(アンインストール)ができること、レジストリをなるべく弄らないこと、他のアプリと資源の奪い合いをしないこと、等が本項目に含まれる。

とくに、アンチウィルスアプリはハードに近いところでウィルスの検出を行うので、ハードの資源を独占しようとする傾向が高い。複数のアンチウィルスアプリを入れてしまうと、互いに相手を排除しようとして喧嘩し、パソコンが動かなくなったり、遅くなることがよくある。

4.資源の消費が少ないこと
 バッテリーで動くハードなら、とくにバッテリー消費に気を付けよう。メモリ上に常駐して、使わなくても、バッテリーを使ってしまうアプリがある。

5.その他
 画面表示(フォント等)が綺麗、デザインが素晴らしい、使い勝手がいい、等をここに入れる。Windows Vista/7/8は文字スケールが可変なので、ちゃんと対応しているアプリを選ぶ等。

アプリの選定はやってみてわかるが、いうほど簡単ではない。世に溢れている商品の選定と同じかもしれない。

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