昨日は結局ほぼ一日電卓を遊んでいた。日本製の関数電卓をみて、自分でも作れると思っていたが、HP-50gを手にしたら、自分の力ではとても作れないことに気づいた。井の中の蛙大海知らずだった。

日本では、電卓といえば日本製が世界一との認識が一般的だと思うが、世界から見れば、数式処理ができない以上、学生にも研究者にも人気がないだろう。事務用電卓なら、どの家庭も必要なので、需要はあるが、関数電卓だけでは、生き残れないと感じた。信じられないほどの安値で関数電卓が販売されている理由はそういうところにもあろう。

ただ、HP50gは人間を超えたかといえば、全然そんなことはない。分野によっては高校卒レベルくらい。1変数だけならうまく処理されるケースが多いが、変数(あるいはパラメータ)が多いと、随分変な解答を出している。分数の既約もできていない解答もあった。

ケータイが最も身近な家電製品になったし、計算問題を繰り返しやってもどれほど意味があるか、確かに考えないといけない。漢字が書けなければケータイで調べればよいと同じように、数式処理システムがケータイに搭載されることになれば、簡単な計算ができなくても困ることはない。その代わりに、人間はもっと高度なことができないといけない。

関数電卓2台はまだ購入して1週間ちょっとだが、片付けられて使うことがなくなった。暫くはHP50gをいじめて、その可能性を探ってみたい。久々に感動、いや脅威を覚えた商品である。

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