低価格の関数電卓が数値積分ができているので、Ubuntuではどうしたら数値積分ができるか、やってみた。
今回は Gnu Octave パッケージを使った。コンソール入力だが、見栄えが多少良くなる QtOctaveというGUIを実際に利用。
➀ まずは計算精度(表示桁数)を高くした。関数電卓に勝てる精度にしないと恥ずかしいので、コマンド format long を入力。format についての詳細は help format で確認できる。これで、15桁表示になる。
➁ つぎは、積分関数の定義。torture test で使用された integrate(cos(ln(x)), 0, 1) を例にした。
function y=f(x), y=cos(log(x)); endfunction
ln() 関数は Octaveでは log() と定義されているようだ。
➂ そして実際の積分操作。
quad(“f”,0,1)
答えは 0.5と一瞬にして出た。関数電卓ならエラーで終わりか、結構計算時間がかかる。
ついでに、tan(355/226)についても計算してみた。こちらはだめ。Maximaとともに計算結果の精度は信用できないかも。