ITの発達により、四川省山奥の震災までもライブ中継で時々刻々と日本のここに伝わるようになった。日本の新聞報道では、記者達がマイクやカメラの前に現れないのに対して、中国の記者達はカメラの前に立って報道する。その結果、印象として記者達の多さが日本以上に感じる。

しかし、ライブ中継を見ながら、専門知識がない自分でも感じた問題点は多い。

①道路規制が遅すぎた。自家用車が多い現代社会では、支援等のボランティアを目的に、多くの車が震災地区に集まってくる。しかし、山道は1本しかなく、落石等によって道路が寸断された。車列の渋滞により、なかの車は外に出られないし、外の車はなかに入れない。いわゆる、デッドロック状態になってしまう。地震直後、道路規制は緊急に考えるべき事項だ。

②ヘリコプタがダメ過ぎる。解放軍が数万人規模で地震直後に現地入りしたが、道路寸断されたところに入れない。陸路がダメなら、ヘリコプタが大活躍すればいいはずなのに、この時点まで、ヘリコプタの出動回数は100以下のようだ。天気が悪いとか、平地がないとか、理由は多くあろうが、技術が足りないこともあろう。パイロットの技術とヘリコプタ自身の性能。米軍なら、どんな天気もどんな場所もヘリコプタが行けるはず。

③自救能力が足りない。新聞報道は外部から駆けつけた記者達によるもの。現地から外部に伝える情報はほとんどない。衛星通信、短波通信等の設備が整備されていないだろう。そういう外部との通信手段を確保することが災害拡大防止に役立つはず。通信設備や通信兵を地震直後に、ヘリコプタによって現地に送り込む方策もあっていいかもしれない。

70年代、唐山大地震が起き、北京や天津に近いのに、状況を把握するのに長い時間が必要だった。現地のひとが消防車を運転して北京の中央政府に駆けつけてやっと震源がわかったとか。それに比べて、中国社会が大きく改善した。それでも、建物の耐震性等、日本に学ぶべきものはまだまだ多い。

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