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数枚の北朝鮮に関する写真をみている。宣伝の意味が含まれているので、実際の生活とは掛け離れているところもあろうが、意外にも文化や伝統が読み取れる気がする。

家具が少なく、照明が暗い。コーナーに置いてあるのはテレビのようだが、日本から見るととても小さいサイズ。場所的にはソファから相当離れている。撮影のための飾り物かもしれない。

しかし、床に正座している姿は日本でも珍しいが、お客さんとは正座して話し合うことはいまの北朝鮮では礼儀作法のひとつだろう。ソファでは失礼という考えなのか。正座という習慣は中国の古代にあったのかもしれないが、いまの中国には全く残っていない。となると、日本は少なくとも朝鮮半島から影響を受けていたことだろうか。正座が日本の独自文化という論調はこの写真一枚で見事に崩れ、写真の偉大さはしみじみと感じている。また、目上の人は正座でなく、胡座でもいいという習慣が残っているようだ。

それと座布団がないのが気になる。貧乏だからという意見が日本人に聞かれるが、座布団そのものはないのかもしれない。あるいは、正式な正座では座布団を使ってはいけないという意見が日本で聞かれるので、わざわざ座布団を外した可能性もある。

女性が真紅のチマを着ているのは新婚だからだろうか。それにしてもチマチョゴリが正座によく似合う。スカートはやはり正面から覗かれることを考えると失礼だし、正座に合わない。

漢字が全く使えない北朝鮮では書道が残っているところも面白い。やはり社会は歴史を背負っている。

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