総理職を辞めた菅元首相が、マスメディアにこんなことを言っていた。

原発事故の直後に政府として最悪の事態を想定したシミュレーションを行っていたと明らかにしたうえで、最悪のシミュレーションまで行けば、首都圏を含めて何千万という単位で人が住めなくなる状況が出てくる。日本という国が、少なくとも今のような形では成り立たなくなる。

また、朝日新聞によれば、3月14日午後に自衛官が原発周辺の地方自治体に緊急車両で乗り込み、速やかに100キロ圏外に避難せよと口頭で伝達したという。地方自治体は避難することが無理と判断し、避難命令は公式には出さなかったという。

大震災直後のことが多く、いまだに闇の中に隠されたままだが、政府も自治体もどうにもならなくて、情報を隠すしかなかったというのが真相かもしれない。

何千万人を移動させるのは、旧ソ連や中国等ではできるかどうかは別にして、日本では国民を説得して、移送手段、移送先、非常食を確保する、そういう危機管理はできていない。パニックが起き、国全体が崩壊してしまう。

しかし、半年間過ぎた今は危機管理ができているとも思えない。災害の多い日本の背負う運命のようなもの。

原発は東電のような一民間企業に任せてはいけないことが判ってても、いまの日本政府に全国すべての原発を受け持つ技術もノウハウも資金力もないから、当面現状のままで行こうという消極的チョイスをしている。

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